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東京みやぎ石巻圏人会 石巻市・東松島市・女川町の出身者・ゆかりの会
ふるさと

令和8年度ふるさと訪問旅行報告

今年で5回目となる「ふるさと訪問旅行」は、川開きに合わせて2泊3日で実施した。初日の花火大会は雨により十分に観覧できなかったものの、2日目の北上町での企業訪問、3日目の震災復興関連施設の見学、石巻市役所表敬訪問、石巻日日新聞訪問など、学びと発見に満ちた充実した旅となった。

  **              記**

日程  令和8年8月1日(土)~3日(月)  2泊3日

参加者 奥山興悦・神野由美子・小林美恵子・坂口いく子・佐々木邦夫・佐藤 壽・高成田 享・高成田 惠・髙橋 兵一・東海 秀樹・馬場 伯虎・早川 誠・宗原 幹子・谷内田 進・渡辺 啓子(15名 ・ 五十音順敬称略)

旅程  

1日目:13時15分石巻駅集合~グランドホテル内『中国飯店』/昼食~徒歩で石ノ森萬画館/見学→旧石巻ハリストス正教会/見学~花火大会観覧~居酒屋『炭や』/夕食~グランドホテル/宿泊

2日目:グランドホテル/朝食~南三陸観光バスで北上町「三輪田窯」/見学~神割崎/見学~小林会長の友人のバラ園/見学~リーフデ・テラス/昼食~高橋屋根工業KK~株式会社 デ・リーフデ大川/見学~北上観光物産センター~有限会社熊谷産業/見学~追分温泉/宿泊

3日目:バスで石巻南浜の「がんばろう石巻」~テイラー・アンダーソン記念碑~石巻市役所表敬訪問~石巻日日新聞訪問~八幡家/昼食~解散 

8月1日

13時15分に石巻駅で集合、石巻グランドホテル内のレストラン『中国飯店』で昼食をとり、昼食後、小雨がぱらつく中、徒歩で七夕飾り、子供向ブルーインパルス模型などを見ながら石ノ森萬画館へ向かった。

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◆ 石ノ森萬画館

館内では、『仮面ライダー』『サイボーグ009』など、子どもの頃に親しんだキャラクターの展示が並び、子どもの頃に親しんだ懐かしいマンガの世界が楽しめたと同時に、石巻が誇る“マンガのまち”の魅力を改めて感じることができた。

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◆旧石巻ハリストス正教会 教会堂

萬画館のすぐそばにある旧石巻ハリストス正教会では、木造教会堂として日本最古の建築を見学。震災を乗り越えて復元された姿に、参加者は深い感銘を受けていた。

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◆ 花火

小雨の中、開北橋の近くの花火観覧イス席まで徒歩で移動し、花火大会を観覧したが、雨が本降りとなり傘を差しながらの鑑賞に。それでも、雨の中で光る花火の美しさに見入るひとときとなった。

1時間ほどでホテルに戻って濡れた服を着替えた後、昨年も訪れた居酒屋「炭や」で夕食。海鮮料理で会話が弾み、初日の締めくくりは和やかな交流の時間となった。

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2日目(8月2日:北上町エリア中心)

我々が普段親しんでいる北上川は、現在正式には旧北上川と呼ばれている。岩手・宮城と流れてきた後、大河となって追波湾に注ぐのが、本流の北上川である。その川に沿い、十三浜を抱えるエリアを中心に巡る行程であり、地域の文化・産業・自然を体験する充実した一日となった。

◆ 三輪田窯(石巻ブルー)

最初の訪問先は、昭和40年に廃校となった二俣小学校三輪田分校跡地に工房を構える「三輪田窯」。

窯主である亀山英児さんより、偶然の配合ミスから生まれた独特の青色「石巻ブルー」について説明を受けた。

「失敗から新しい価値が生まれる」という亀山氏の言葉は、まるでノーベル賞受賞者の逸話のようで印象深く、心を惹かれた。

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◆ 三陸復興国立公園・神割崎

続いて訪れた「神割崎」は、三陸復興公園を代表する景勝地で、巨大な岩が真っ二つに割れたダイナミックな地形が特徴。

太平洋の荒波が岩間に打ち寄せる迫力ある景観に、震災からの復興と自然の力強さを感じた。

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◆ リーフデ・テラス北上(昼食)

昼食は「リーフデ・テラス北上」にて、名物のトマト・パプリカを使った料理を堪能。

北上町の農産物を活かした彩り豊かなメニューに、参加者からも好評であった。

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◆ 高橋屋根工業(株)事務所訪問

平成28年当時、石巻法人会副会長を務められ、当会の交流会にも参加されていた故髙橋悌太郎氏の会社を訪問。小林会長の高校同期である夫人の高橋裕子氏と、思い出話を交えた懇談となった。

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◆ 株式会社デ・リーフデ北上/大川(次世代施設園芸)

大川小学校震災遺構を右手に見ながらオランダ式次世代施設園芸を導入した「デ・リーフデ北上」に到着。

鈴木社長よりトマト・パプリカ栽培の最新技術について説明を受け、施設内を見学。規模の大きさに驚いた。高度な環境制御技術により安定した生産を実現しており、北上町の新たな農業モデルとして注目される存在である。

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◆ 北上観光物産交流センター

追分温泉へ向かう途中、「北上観光物産交流センター」に立ち寄った。

海産物を中心とした特産品が並び、参加者の多くが土産物を購入した。

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◆ 有限会社熊谷産業(茅葺・天然スレート工事)

熊谷社長より、国宝・重要文化財の保存修理にも携わる茅葺屋根工事、天然スレート葺き工事について説明を受けた。

伝統技術を継承しながら現代建築にも応用する姿勢に、参加者は深い感銘を受けた。

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◆ 追分温泉(宿泊)

昭和レトロの趣を残す追分温泉に到着。

温泉浴槽に樹齢500年の榧の木を使用した浴室は評判どおり心地よく、1日の疲れを癒すことができた。

夕食には熊谷社長も同席し、海の幸を中心とした料理を堪能。量も多く、参加者は大満足であった。

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3日目(8月4日)

石巻の震災復興の歩み、行政との意見交換、地域メディアの現場を訪れるなど、学びの多い一日となった。

◆ 「がんばろう石巻」・「テイラー・アンダーソン記念碑」

早朝、まず「がんばろう石巻」の看板と、テイラー・アンダーソン記念碑を訪問した。 遠藤伸一会長より、震災当時の状況や記念碑建立の経緯について説明を受けた。 今回参加した高成田氏はテイラー・アンダーソン基金の理事でもあり、現地での活動の意義を共有する貴重な機会となった。

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◆ 石巻市役所 表敬訪問

市役所では、市長始め多数の幹部の皆様にご対応頂いた。商工会議所尾形事務局長の司会で始まり、小林会長より、

「数年前は数名での訪問だったが、今回は旅行参加者全員で訪問できたことに感謝したい。 昨日の北上町の企業訪問も大変有意義であった。」と挨拶があった。

続いて市長からは、

「花火大会は雨で少し残念だったが、開催できて良かった。 本日は北上川が増水し、河川敷の座席が水に浸かっている。」とのお話に続き、石巻の現状について説明頂いた。

その後、圏人会会員側から 人口減少、外国人対応、有機農業、漁業の陸上養殖、AIの普及 など幅広いテーマで質問が出され、市長をはじめ幹部の皆様から丁寧な回答を頂いた。 予定時間を超えるほど活発な意見交換となり、非常に有意義な訪問であった。

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◆ 石巻日日新聞社訪問

次に石巻日日新聞社を訪問し、平井常務より震災当時の状況について説明を受けた。 特に、津波直後に手書きで発行された「壁新聞」の制作経緯と、その後の保存・展示の流れは大変興味深く、参加者一同深い感銘を受けた。

輪転機の見学も行い、地域メディアが果たす役割の大きさを改めて実感した。

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◆ 八幡家で昼食・反省会

昼食は大正二年創業の老舗「八幡家」にて、美味しい料理を楽しんだ。商工会議所の 岡専務理事より挨拶があり、参加者それぞれが今回の旅行の感想を述べる反省会を行った。 和やかな雰囲気の中で旅の締めくくりとなり、その後解散した。

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記録 谷内田

写真 馬場、谷内田

ふるさと訪問旅行感想文

「思い出に残る旅」

高成田享&恵

私たちにとって第二のふるさとである石巻への旅行、それを思い立たせたのは、旅行計画に熊谷産業への訪問が入っていたことです。北上川流域でかやぶき業を営む熊谷産業の熊谷秋雄さんとは、2008年から3年間、石巻で暮らしていたときに知り合いました。おかげさまで、旅の二日目に熊谷産業の本社を訪ね、その夜は追分温泉で、かやぶきの現状について、熊谷さんからたっぷり話を聞き、旧交を温めることができました。

熊谷産業を訪問する前に訪ねた釜谷のデ・フリーデ大川のトマトとパプリカの温室栽培は、規模が大きいことに圧倒されました。新しい農業のあり方を知ることができました。地元の雇用にも配慮しているとのこと、今後の発展を祈念します。

初日の川開きの花火は久しぶりでしたが、以前よりも豪華になったように感じました。観覧席から頭上で炸裂する花火を見ることができたからかもしれません。圧巻でした。妻は、水かさが増す旧北上川が気になっていたようですが、翌日、観覧した場所を水没したと聞いて、妻の心配が過剰でもなかったと思い返した次第です。

最終日は、「がんばろう!石巻」の看板と、テイラー・アンダーソン記念碑で、石巻の木工作家、遠藤伸一さんの話を聞きました。私たちはテイラー基金の理事や会員になっているので、参加者のみなさまには、あの津波で亡くなったテイラーさんの話を聞いていただいたことに感謝します。石巻の子どもたちを愛し、日本と米国との懸け橋になることを望んでいたテイラーさんの物語は、できるだけ多くの人たちに伝えたいと願っています。

遠藤さんは、テイラー基金が石巻圏の学校などに寄贈している「テイラー文庫」の本棚を制作しています。その遠藤さんの3人のお子さんが津波で亡くなる前に、テイラーさんとつながっていた話を遠藤さんから聞きました。不思議な縁ですが、震災は、目に見えなかった人々の絆をあらためてつなぐことをしているのかもしれません。

私たち夫婦にとって思い出に残る旅を計画し、実行していただいた小林美恵子会長をはじめ、関係者のみなさまにあらためて感謝します。参加者のみなさまとの絆も大事にしたいと思います。よろしくお願いします。

令和8年『故郷訪問旅行』感想文

佐藤壽

今回の故郷訪問は『雨の中の花火観戦』となり、降雨の中でもきれいな花火が見ることが出来、

お尻は濡れましたが、記憶に残る『花火観戦』となりました。

今回は地元出身でも知らない箇所を訪問することが出来、改めて石巻の魅力を再確認した次第です。 橋浦地区は私自身初めての訪れた地域で『高橋屋根工業』の瓦工場については、佐藤の地元で、親戚が

佐藤が小学3年生頃より『瓦作成』工場を行っていたので、懐かしく、瓦作成工場を見たかった気持ちが有りました。

次に訪れた『熊谷産業』は、まず建屋壁に『茅』の外装(覆い)でビックリしました。

私の生家も『の家』で、高校卒業時に『屋根の吹き替え工事』をしており、私もにまみれ、真っ黒になりながら手伝いをしたこと、手伝いの最中に就職で上京したことを思い出します。

現在実家は3代目の住宅となりましたが、地域には、まだ鉄板で覆われた『茅葺住宅』が残っております。

熊谷社長と『追分温泉』での夕食時(茶碗蒸しの大きさにびっくり)に話す機会が有、私が勤務した

川崎市生田緑地、『日本民家園』江戸時代以前の古民家を25棟集めた古民家公園の話をしたところ、

よくご存じで、研修にも伺ったことが有るとの事、更に、民家園の建築担当者の名前までお聞きすることが出来、大変ビックリした次第です。猛暑の夏も『古民家』に一歩踏み入れるとひんやりと感じ、日本人のルーツは南方系かと感じた次第です。

まだまだ知らない石巻が有りそうで、今後も楽しみな『故郷訪問』に期待します。

幹事の佐々木様、高橋様お疲れ様、有難う御座いました。        

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作業場外壁が『茅で覆われている』