東京みやぎ石巻圏人会「令和6年度総会」開催
開催概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日 時 | 令和6年2月9日(金)16:00~19:00 |
| 場 所 | KKRホテル東京(東京都千代田区大手町1-4-1) |
| 参加者 | 60人 |

東京みやぎ石巻圏人会の令和6年度総会が2月9日(金)東京・大手町のKKRホテル東京で開催され、令和5年度事業報告並びに収支決算、令和6年度事業計画及び収支予算などが原案通り可決承認された。
総会は定刻に、尾形事務局長の進行で始まり、冒頭、1月1日に発生した能登半島地震で犠牲になられた方々への哀悼の意を表すため、出席者全員で黙とうが捧げられた。
会議の開催にあたり、小林会長が
「総会の後の講演会では3市町の代表者と商工会議所会頭に『いまのわが町、これからのわが町』と題し講話を頂くので、皆様の故郷への理解が深まればと思う。また、ふるさとの若い人を応援するのも私たちのミッションの一つで、懇親会ではフルートとピアノの演奏をお聴き頂く。

昨年の活動を振り返ると、8月のふるさと訪問旅行では石巻川開き祭り第100回大会に合わせ川村孫兵衛翁の業績をたどる旅と銘打って石巻・東松島を訪問した。花火を満喫し、北上川をさかのぼり登米まで足を延ばして川村孫兵衛翁の偉業を実感し、石巻の歴史の一端に触れるよい旅であった。
9月の交流会ではポプラ社社長(当時)の千葉均氏の講演、ピアニスト杉元太氏の演奏に加え、アニメ『変わるまち、変われるまち、石巻』の上映が実現でき、活動も一歩進んだように思う。
旅行では東松島市の嵯峨渓を訪問し、ピアニストは東松島市の出身と、旅行と交流会の2つの活動において東松島市が大きな存在感を放っていた。
今年は女川町を訪問して新しい再発見をしたい。
2024年は激動の時代になるかもしれないが将来を見据えて、石巻圏の応援団として活動していきたい。地縁血縁という言葉があるが、皆様とのふるさと縁を大切に、役割を果たしていきたい。合わせて、能登半島地震支援のための募金協力もお願いしたい。」
と挨拶した。

引き続いて、石巻商工会議所青木会頭が「昨年は第100回の川開きに圏人会からも参加頂き、石巻市からも多額の寄付を頂き盛大に開催することができた。特にディズニーランドのドローンショーはコンディションに恵まれて素晴らしいナイトショーになった。
また、元旦の能登半島地震では東日本大震災で受けた支援の恩をお返ししようということで、早くから齋藤市長と協力して支援を強力に実施している。
商工会議所として募金も行い200万円を超えている。昨日は齋藤市長とポートセールスということで大型客船関係の会社等を訪問して誘致活動を行っており、この後の意見交換会で石巻をどのようにPRしたらよいかたたき台をお話しする。圏人会のますますの発展を祈っている。」と挨拶された。
その後、会則に従い小林会長を議長として議事に入った。
議 事
○ 第1号議案 「令和5年度事業報告(案)並びに収支決算(案)について」
石巻では令和5年石巻川開き祭り第100回大会が開催され石巻市民、市内外から来石した観覧者に大きな感動を与えた。
こうした中、当会では前年に引き続きふるさと訪問旅行を実施し、川村孫兵衛翁の業績をたどる旅、石巻川開き祭りを満喫した。
また、3年ぶりに開催した会員交流会では会員の親睦交流に努めた。本年度実施した内容として、会議・懇談会としては総会、交流会、9回の役員会を実施、事業としてはふるさと訪問旅行のほか、情報交換事業、観光・物産紹介事業、会報「ふるさと通信」の発行、他団体の会合への参加等を実施した。
組織運営状況としては会員数は新会員8名、脱会者1名で令和5年末で60名と令和4年末より7名増加した。
次に令和5年収支決算案が提案され、荒川憲一監事から監査報告があり、拍手をもつて承認された。
○ 第2号議案「令和6年度事業計画(案)並びに収支予算(案)について」

ふるさとと呼応しながら、石巻地方の産業振興のため、情報交換を密にし、産業・文化等における中央と地方のパイプ役を一層強め、行政・経済界・圏人会が三位一体となり、連携を強め、ふるさと石巻発展のため、共生を念頭に置き同じベクトルのもと孝動する圏人会として積極的に活動していく。
とりわけ本年度は、ふるさと訪問旅行の継続実施、ふるさとの情報を発信するため「ふるさと通信」の発行、HPの最大限活用と「会員交流会」を開催し、会員相互の親睦交流を図っていく。さらに、「ふるさと納税」の啓蒙を図るとともに、石巻地区への貢献に努める。
収支予算は昨年より89万円増額の254万円で進める。
令和6年度活動計画(案)、令和6年度収支予算(案)共に、拍手をもって承認された。
○ 第3号議案「役員補充について」
前期に役員改選したが、一層の事業推進を図ることを目的とし、事業立案並びに執行を担う幹事として森嶋則子氏が拍手をもって承認された。
講演会 ~「いまのわが町、これからのわが町」~
総会終了後、恒例の意見交換会として、「いまのわが町、これからのわが町」をテーマとする講演会が行われ、講演者として、齋藤正美石巻市市長、小山修東松島市副市長、阿部清人女川町産業振興課長、青木八洲石巻商工会議所会頭が紹介された。
司会の瀨川副会長から、「3市町の代表者と商工会議所の方から、それぞれの立場でアピールして頂き、お互いとの距離を縮め、きずなの役割を当会は果たしていきたい。」と趣旨の説明があり、講演会がスタートした。


石巻市 齋藤市長
初参加ということで、蛇田で生まれてから政界に入り、市長になるまでの自己紹介と出席の皆様から指導・助言を頂きたいと挨拶して「誇れる石巻を目指して」という題で以下のお話しをした。
- 復興ハード事業の完結
- 「マルホンまきあーとテラス」は市民会館と文化センターを合体した施設で、N響の指揮者からも音響効果はすばらしいと評価された。
- 「石巻かわみなと大橋」は必要あるか否かでもめていたが、避難道路として必要で動線が変わるということで着工し完成した。
- 「釜大街道線」は交差点に信号が無く信号機を付ける活動を行っていたが、小学校生が事故にあい急遽事故現場に信号機が設置された。今日も1か所設置されている。
- 石巻中央排水ポンプ場は震災で堤防が設置されたので雨水が流れないため、新たに11か所設置した。維持管理費用が6億円にもなり苦労している。
- 「これからのまちづくり」では、人口が2100人以上減少しているが、結婚から妊娠・出産・子育てまでの切れ目のない支援、交流人口・関係人口の拡大を目指す。教育環境の充実では学力向上を謀り元校長先生にお願いしている。
- 「震災伝承の取り組み」では、津波と火災が同時に発生した門脇小学校と多数の犠牲者を出した大川小学校を震災遺構としているのでぜひ1度訪れてみて欲しい。
- 「賑わいを取り戻した石巻川開き祭り」では、3日間で27万6000人が来場、ディズニーのドローンショーでは700機のドローンを使用して、官民あげて盛り上げた。
- 「中心市街地と北上川を結ぶ一体的空間」では両岸合わせて15KMの堤防を築き、元気市場・交流センター「かわべい」を作り、令和4年度に国土交通省の「かわまち大賞」そして今年度は土木学会からデザインの最優秀賞を受賞した。今後これを財産として活性化に努めていく。
- 「大型クルーズ船誘致活動」については、クルーズ船寄港時には自ら出向いて呼びかけている。昨日もクルーズ会社など関係の会社を訪問してきた。
- 「ふるさと納税の推進」では毎年伸びてきており、財源を確保するため、役所皆で取り組んでいるのでよろしくお願いする。
東松島市 小山副市長
- 人口が4万人を切っており一番は人口対策が課題で様々な活動をしている。
- 1月2日の能登半島地震では
- 野蒜の防災施設キボッチャが能登半島の小学校で1日930食の食事をボランティアで提供。
- 東日本大震災で瓦礫の96%を分別処理したという実績のある東松島方式を瓦礫のリサイクル処理に活用している。
- 小中学生が生まれる前の東日本大震災の話を親から聞いて、震災のつらさを伝承しており、ショッピングセンターやホームセンターで寄付を集めて100万円を寄付する等の活動をしている。
- 東松島市は「世界の持続可能な観光地トップ100」に選出され、また、「ベスト・ツーリズム・ビレッジ2023」に認定されている。日本でこの2つを取得しているのは北海道のニセコ町と岐阜の白川村と東松島市の3市町村しかないので、これを生かして観光、移住、定住を推進していきたい。
- まち・ひと・しごと創生事業を推進しており、企業版のふるさと納税に力入れているのでよろしくお願いする
女川町 阿部産業振興課長
- 駅からまっすぐな道があり女川湾に元旦には初日の出が昇り、今年は2000人ほどが集まり様々な交流が生まれている。
- 町の発展には石巻や東松島との広域での発展が必要で周りに良い道路ができ女川も便利になってきている。
- 平成元年1.5万人いた人口が今月5886人と人口減少が日本一で、なかなか人が戻ってこないのが課題である。高台を造成して住んでおり、平成元年に小学校9校、中学校4校あったが現在は小中学校各1校に集約している。
- 水産業は海からの漁獲量が減少し、養殖業に力入れているが、海水温の上昇などの問題がある。
- 人口減少を食い止めるために町民と外から来る人達が一緒になって町づくりワーキンググループ(現在の町民会議)を作り、「よそもの、わかもの、ばかもの」と言うようにいろんな業種の人が参加して活動している。
- 子供たちに勇気づけられており、絵葉書5万セットを販売して全額復興のために役所に寄付し、中学生が1000年後を見据えて1000万円の募金を集めて町内各所に津波がここまで来たという石碑を建てた。そしてその子供達が今、役場で活躍している。2026年には女川町が誕生して100周年を迎えるので、子供たちが町を繋いでいくのを支援している。
- 明るい話としては、女川みなと祭り、自転車レースのツールド・東北、「おながわ秋の収穫祭」などが開催され、女川駅前には道の駅もあり、昨年出島に橋が架かるなど、少しずつでも前に進んでいるので、是非女川に来て欲しい。
石巻商工会議所 青木会頭
- ポートセールスに行って、石巻の魅力をどうPR しようかと考えている。
- 石巻には金華山があり、鹿がいて、黄金山神社あり弁財天を奉っており、7福神の中の唯一の女性の神様である。黄金山神社の近くにかなぐい神社があり、大黒様、恵比寿様を奉ってある。これで7福神の3つの神様がそろっているので残り4つである。石巻には今のところ見当たらないが探している。
- 網地島には黄金山神社の弁財天の姉神が祀られている神社がある。「大金神社」といい、黄金山神社は「3年続けてお詣りすれば お金に困らない」と言われているが、ここは一度のお詣り で大金持ちになると伝えられている。石巻では7福神をそろえ御朱印帳で回れば観光客が来るのではないかと思う。
- 田代島は住人より猫の方が多く暮らす島として有名で、猫神社がある。
- 美味しいものとしてめかぶ、明太子、ほや、トロカツオ等があるので是非食べに来て欲しい。
- 今後これらを映像にしてポートセールスに使っていきたい。
最後に司会から「今回はそれぞれの街が、それぞれの立場で,今まで聞いたことのない視点で,情報提供をして頂いた。残念ながら時間がないので 質問ある方は懇親会の場でお願いしたい。」と講演会を閉めた。
懇親会
講演会終了後、早川幹事の司会で「懇親会」が開かれた。
廣田副幹事長の開会の挨拶に続いて、宮城県東京事務所所長末永仁一氏の祝辞の後、石巻市議会 議長安倍太郎氏の発声で乾杯が行われた。

懇親会が宴たけなわに入る前に、ミニコンサートが行われ、石巻出身のフルート奏者三浦南氏とピアニスト内海清佳氏が紹介され共演した。曲目は組曲「アルルの女」よりメヌエット、アニー・ロリー、「サウンド・オブ・ミュージック」よりマイ・フェイバリット・シングスなど6曲でフルートとピアノの組み合わせがとても美しく、心に響く音色が会場に響き渡った。
その後、昨年の「第100回石巻川開き祭り」の記録映像が放映され皆、花火とディズニーのドローンショーに興味深げに見入っていた。
懇親会は和やかで盛況な雰囲気で故郷の話題や思い出に花を咲かせ、会場のテーブルを超えて名刺交換が行われるなど、交流と親睦を深める姿が多く見られ、参加者全員が充実した時間を過ごした。
歓談の合間には、新会員の澤畠寿成氏と黒木正郎氏が自己紹介をし、初参加の石巻高校校長の須田一憲氏、株式会社ポプラ社取締役会長の千葉均氏、東京宮城県人会連合会会長の根本律子氏、株式会社街づくりまんぼう代表取締役社長の木村仁氏がテーブルスピーチを行った。
時間があっという間に過ぎ、最後に谷内田副会長が閉会の挨拶を行い、3時間にわたる総会・意見交換会・懇親会が終了した。
「東京みやぎ石巻圏人会令和6年度総会」写真集

懇親会司会 早川幹事

開会挨拶 廣田副幹事長

祝辞 宮城県東京事務所 末永所長

乾杯 石巻市議会 安倍議長

新会員 澤畠寿成氏

新会員 黒木正郎氏

スピーチ 石巻高等学校 須田校長

スピーチ 株式会社ポプラ社 千葉会長

スピーチ 株式会社街づくりまんぼう 木村社長

閉会挨拶 谷内田副会長

フルート演奏











記録者 谷内田 進