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東京みやぎ石巻圏人会 石巻市・東松島市・女川町の出身者・ゆかりの会
総会

東京みやぎ石巻圏人会「令和5年度総会」開催

開催概要

項目内容
日 時令和5年2月3日(金)16:00~19:00
場 所KKRホテル東京(東京都千代田区大手町1-4-1)
参加者69人

令和5年度総会が2月3日(金)東京・大手町のKKRホテル東京で開催された。コロナの為、令和2年度、3年度の総会は書面表決で行われたため、3年ぶりの対面による総会で、令和4年度事業報告並びに収支決算、令和5年度事業計画及び収支予算などが原案通り可決承認された。

総会は定時に尾形事務局長の司会で始まり、冒頭会の設立に携わられ、以来第4代会長、また名誉会長として長年に亘って会の発展に尽力して来られ昨年2月に亡くなられた松川文隆氏の御冥福を祈り黙とうを捧げた。

会議は、小林会長が「コロナの完全な終息とは言えないが、石巻圏から多数参加いただき御礼を申し上げると共に顔を合わせることができ大変うれしく思う。昨年はコロナ禍で多くの活動を断念したが、3年ぶりの活動として8月に石巻訪問活動を実施した。今年の川開きは100周年を迎えるので訪問して一緒にお祝いしたい。講演会では3市町の副首長と商工会議所副会頭に「いまのわが町、これからのわが町」と言うテーマでお話し頂く。皆様の故郷への理解が深まるよう願う。また、懇親会ではソプラノ独唱をお聴き頂く。ふるさとから上京し目標に向かって努力する若い人を応援するのも私たちのミッションの一つ。これからもジャンルを問わず応援したい。細い糸ではあるが石巻圏と首都圏を結ぶ役割を果たすべく活動していきたい。」と挨拶した。

次に青木会頭が体調不良で欠席となったため、初参加の伊藤副会頭から自己紹介の後、青木会頭の代読として「圏人会は昭和63年当時の若生会頭が首都圏で活躍している人に声をかけて設立し、ふるさと探訪旅行や首長、経済界との懇談を通して、石巻圏の産業発展に寄与頂いた。2011年の震災時は、ふるさと復興を願い、一早く義援金、首都圏での復興イベント等の開催に敬意を表する。2023年はふるさと訪問旅行の計画があると聞いているので、是非100回目の川開きに訪問頂き、石巻の夏を楽しんでもらいたい、そして首都圏と石巻圏のパイプ役として石巻地域の発展のために協力をお願いしたい。」と挨拶された。

続いて石巻市副市長 工藤均氏、東松島市副市長 小山修氏、女川町副町長 伊丹相治氏、他来賓が紹介された。

その後、会則に従い小林会長を議長として議事に入った。

議 事

○ 第1号議案 「令和4年度事業報告(案)並びに収支決算(案)について」

コロナ禍で、ほとんどの事業が展開できなかった中で「石巻訪問旅行」を実施できた事と次年度創立35年を迎えることから「東京みやぎ石巻圏人会35年のあゆみ」を編纂する委員会を立ち上げることができた。総会は書面表決、交流会は中止となったが、役員会はオンライン中心で11回開催して「石巻訪問旅行」計画と「東京みやぎ石巻圏人会35年のあゆみ」の編纂を中心に話し合った。

事業としては情報交換事業、観光・物産紹介事業、会報「ふるさと通信」の発行、他団体の会合への参加等を実施した。

会員数は新会員2名、脱会者4名で令和4年末で54名と令和3年末より2名減少した。

次に令和4年収支決算案が提案され、熊谷勝義監事から監査報告があり、拍手をもつて承認された。

○ 第2号議案「令和5年度事業計画(案)並びに収支予算(案)について」

行動が緩和され、コロナ前に戻りつつある現在、当会は、今までできなかった事業を役員を中心に検討を進め、積極的に開催し、石巻地方の産業振興・文化等における首都圏と石巻圏のパイプ役を一層強めると共に情報交換を密にし、行政・経済界・圏人会が三位一体となり、連携を強め石巻圏発展のため積極的に活動していく。

特に本年度は石巻川開き100回大会に合わせて、ふるさと訪問旅行の実施と会が設立されてから35年にあたることから「東京みやぎ石巻圏人会35年のあゆみ」の作成を手掛けます。その他、「会員交流会」の開催、「ふるさと通信」の発行、「ふるさと納税」の啓蒙により会員相互の親睦と、石巻地区への貢献に努める。令和5年度活動計画(案)、令和5年度収支予算(案)共に、拍手をもって承認されました。

議事終了後、「これからの石巻、東松島、女川について」をテーマとする意見交換会が行われ、パネラーとして、菅原秀幸石巻市副市長、小山修東松島市副市長、佐藤毅女川町産業振興課長、青木八州石巻商工会議所会頭が紹介されました。

司会の谷内田副会長が、「行政と会員、双方向からの意見交換により、自分たちに出来ることが見えてくるのではないか」と、今回の「ふるさとからの発信」を、従来と趣向を変えて「ミーティング」形式で進める狙いを説明してスタートしました。

○ 第3号議案「会則の一部改正について」

特別顧問の設置に伴う会則第8条の一部改正と会議の持ち方の明確化のための第9条の一部改正が提案され拍手をもって承認された。

○ 第4号議案「役員の改選について」

今期は役員改選の年であり、昨年12月開催の役員会で協議した改選案を提示、拍手をもって承認された。

講演会 ~「いまのわが町、これからのわが町」~

総会終了後、「いまのわが町、これからのわが町」をテーマとする講演会が行われ、講演者として、工藤均石巻市副市長、小山修東松島市副市長、伊丹相治女川町副町長、松本鉄幹石巻商工会議所副会頭が紹介された。

司会の瀨川副会長から、「3市町の副首長からは、震災から12年経つが、この間行政として復興に努め、町の発展に努めてきた活動の内容を熱い思いで聞かせて頂きたい。また商工会議所副会頭からは厳しい経済状況の中で石巻圏のシャッター通りをなくせる産業の活性化について聞かせて頂き我々の心の支えとしていきたい」と趣旨の説明があり、講演会がスタートした。

石巻市 工藤副市長

  • 人口は1985年をピークに減少に転じ、国より20年早いペースで減少は進んでいる。2045年には9万人を切ることになる。
  • 復興事業のハード面は石巻港排水ポンプ場やかわまち交流広場(仮)などで完結を迎えるが、心の復興、地域コミュニティの再構築や心身のケア等のソフト面に今後共取り組む必要がある。
  • これからの町づくりに向けた6つの柱を設けており
  • 全ての世代が生きがいを持って活躍できる街づくり」として多彩な祭りやイベント等を通して「楽しくて・面白い」街づくりを推進する。3年振りの川開きは盛況であった。今年は100回目に当たるので商工会議所と一緒に記念事業を実施する。
  • 「人口減少対策と地域コミュニティの強化」として安心して子育てができる環境を整備し、出生率の向上、移住促進に繋げる。コミュニティの再構築を図ろうとしており、将来世代の環境づくりが必要である。
  • 「産業の発展と雇用の創出」として地元雇用の創出と拡大を図り、若者の流出抑制、定住促進に繋げる。第4次産業革命、DX、AI、ビックデータがある中で地元産業を創出して雇用を確保したり外部から適した企業を誘致することを検討していく。
  • 「物流拠点の形成と観光の構築」として新たな観光の構築により交流人口の拡大を図る。日本遺産「みちのくGOLD浪漫」に追加認定を受けた金華山への観光客誘致、クルーズ船の誘致活動に努める。
  • 「広域連携体制の強化」として住民が住むことに誇りを持ち、持続発展する石巻圏域定住自立圏の形成を目指す。東松島市、女川町を含む石巻圏でスクラム組んで体制を強化していく。最後に個人だけでなく企業版のふるさと納税もあるので是非活用して欲しい。

東松島市 小山副市長

  • 令和3年度から令和7年度計画期間とする「第2次総合計画後期基本計画」において、「住み続けられ持続・発展する東松島市~地方創生のトップランナーをめざす~」をまちづくりの将来像に掲げ、市民総参加により様々な取り組みを進めることにしている。
  • 具体的には
  • 友好都市として震災前は1都市であったが、震災後は4都市と友好都市盟約を結び交流を深めている。
  • 新しい街づくりでは12年ぶりに野蒜海岸の海水浴場が再開した。
  • 地方創生のトップランナーをめざし被災3県の自治体で唯一、政府からSDGs未来都市に選定され住み続けられる街づくりを進めている。
  • 産業においては基幹産業の農林水産業の活性化を図り、のり、かきの水産物の他、宮戸地区の温暖な気候を利用して「宮戸の桃」の栽培に力を入れている。
  • 子育てしやすく誰もが健康で安心して暮らせるまちづくりを目指し、環境の充実と言うことで、18歳までの医療費無料と民間保育園を夜8時まで開園している。
  • 災害に強い町として、快適で美しい自然環境の保全と言うことで昨年、環境省から脱炭素都市として全国26都市の1つに選ばれ、まちづくりに取り組んでいる。その中で、夏祭りと航空祭の実施、海岸緑地公園とその隣にパターゴルフ場を開設、パターゴルフ場では2023年全国大会を開催予定である。
  • SDGsの未利用資源の活用の一環として、伊勢海老と太刀魚が採れるようになり豊かな自然と巧みの技が育てる食材として活用している。

女川町 伊丹副市長

  • 人口は震災前1万人いたのが昨年12月末で6000人を切り、高齢化率も上昇している。
  • 基幹産業は水産業であり以前はカツオが主流であったがサンマに替わり最近はサンマも少なくなっている。
  • 明るい話としては、昨年みなと祭りが12年ぶりに再開され、秋には自転車レースのツールド・東北が3年ぶりに開催された。また、以前の「おながわサンマ収穫祭」がサンマ不良のため「おながわ秋の収穫祭」と名前を変えて開催された。
  • 復興まちづくりでは小中学校、保育所、サッカーの女川スタジアム、消防署、浦宿橋などが新たに建設された。また、これからの事業としては出島架橋と新しい道路の石巻バイパスが建設中である。
  • 女川で暮らしたい人と地域おこし協力隊を募集中なので、その紹介とふるさと納税もお願いしたい。

石巻商工会議所 松本副会頭

  • 100回目を迎える石巻川開きが8月4日(金)、5日(土)、6日(日)に開催される。4日は前夜祭と、神事が行われる。現在、準備委員会でメイン会場、花火の打ち上げ場所など計画、検討中である。是非、圏人会としてこの時期にふるさと訪問旅行として訪問して欲しい。また、ふるさと納税とクラウドファンディングを行うのでよろしくお願いしたい。

最後に司会から「今回は元気な様々な情報を提供頂いた。美智子上皇后が皇后時代に『何事もあらざりしごと海のあり かの大波は何にてありし』と詠まれたように、普段、石巻圏は静かな海に囲まれて豊かな食生活や環境を与えてくれているが、あの震災時は非常に怖い存在だった。

その打ち砕かれた町を皆様で元気な町にして頂いた。会員の皆様も石巻圏に熱い支援を送って頂きたい」とコメントがあった。

懇親会

講演会終了後、佐藤壽副会長の司会で「懇親会」が開かれた。

瀨川徹副会長の開会の挨拶に続いて、宮城県東京事務所 梶村所長の祝辞の後、石巻市議会 奥山副議長の発声で乾杯が行われた。

懇親会ムードに入る前にミニコンサートが行われ、石巻圏出身のソプラノ歌手三浦梓氏が田中美奈子氏のピアノ伴奏で独唱した。曲目はオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」、「早春賦」など4曲で美声が会場に響き渡った。

その後、商工会議所が作成した石巻地方の復興状況の映像「今のいしのまき」が放映された。震災後目まぐるしく変わる石巻地方の現在の様子を参加者は、興味深げに見入っていた。

会場ではコロナ禍ではあったが席を立つときにはマスクをして、テーブルを超えて名刺交換が行われるなど、3年振りの交流と親睦を深める姿が多く見られた。

歓談の合間には、新会員の紹介と、顧問に就任したジャーナリストの高成田享氏、在京宮城ふるさと協議会会長の鈴木武志氏、石巻魚市場代表取締役の佐々木茂樹氏、会員で元石巻商工会議所副会頭の井澤佳昭氏、同じく会員で芝浦工業大学教授の谷口大造氏がテーブルスピーチを行った。

時間があっという間に過ぎ、最後に谷内田副会長が閉会の挨拶を行い、3時間にわたる総会が終了した。

「東京みやぎ石巻圏人会令和5年度総会」写真集

開会の挨拶 瀨川 徹副会長

祝辞 宮城東京事務所 梶村所長

乾杯 石巻市議会 奥山副議長

ソプラノ独唱

ジャーナリスト 高成田享氏

石巻魚市場 佐々木社長

東京みやぎ石巻圏人会会員 井澤氏

芝浦工業大学 谷口教授

会場風景

会場風景

閉会の挨拶 谷内田 進副会長

記録者 谷内田 進